データが消えてしまったら?!
ちょくちょく来る依頼がデータの復旧依頼である。
状況は様々なのだが依頼時に「なんとかならないか。
どうしても必要なのだ。
多少高くても良いからなんとかしてほしい」と言われることが多い。
それほど大事なデータならば最初からバックアップを取っておけばいいのにと毎回思うのである。
しかしこの手の依頼は減ることがない。
偶然依頼が少ないことはあっても総量は減っていないのである。
それどころかフラッシュメモリーやメモリーカードのような小さくて手軽で弱いメディアが多くなったので、依頼は増えているのである。
そもそも簡単に分類すると救出できるデータと救出できないデータがある。
そのデータそのものが何らかのトラブルで取り出せないだけであってそこに入っている必要があるのだ。
データそのものの所在がわからない場合は取り出せないし、既にデータが存在しない場合も無理である。
状況を聞いただけで無理だと返すパターンも少なくない。
それでもデータの復旧をなんとかすることもあるのだが、見込みが間違っていたことはかなり少ない。
逆に依頼者が明らかに諦めているが、簡単にデータの復旧ができるパターンもある。
どちらかと言うとこちらの方が多い気がする。
パソコン等に詳しくなければその当たりの判断も付かないのであろう。
最後の藁にもすがるつもりで依頼してくるのであるが、私たちにしてみると最も簡単な仕事であったりすることがあるのだ。
その当たりの実際の具合は実際見るのが一番手っ取り早いのである。
電話などで状況を説明され復旧の可否を聞かれることが多いのだが、よほどのパターンでもない限り電話口ではわからないものである。
逆に電話口で可能であると答えられるような状況であれば家電店などに相談すれば復旧できるようなものである。
また電話口で明らかに無理だと言わざるを得ない時は持ち込まれてもどうやっても無理なものなのだ。
技術者からすると出来る物は出来るのだが、出来ないことはどうあがいたって出来ないのである。